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2012-10-03

「格差と貧困のないデンマーク」を読んで


おはようございます。少し寒くなってきましたね。

さて、ここ数ヶ月で読んだ本でヒットは「WORK SHIFT」でした。
イギリスの経済学者さんが書いた未来予測本です。

で、今回は「格差と貧困のないデンマーク」、友人のFBで紹介されていたので
買ってみました。
未来の理想が書いてありましたので、ちょっとご紹介。

この本では「国民への教育」が大事と言っているような気がしました。
筆者の千葉忠夫さんはデンマークで生活し、お子さん達が学校に通い
そのエピソードがいろいろなデータと共に紹介されています。

デンマークでは義務教育(国民学校といいます)の間に社会に出る術を学ぶそうです。
その中でも教える大事なことは

・強者が弱者を助ける
・実力を身につける

ということです。

国民学校は0〜10年生で9年生までは義務教育です。(0年生が5歳ぐらい)
9年生までに将来のプランを立て、準備をするのですが
まだ、ちょっと考えたいなぁ、とかもうすこし準備したいという人向けに
10年生があるそうです。でも10年生は浪人生というかんじではなく、
各々成長度合いも異なるのだから、そういう選択がある、というかんじのようです。

学校に通う間も、合間に海外を長期間旅したり(高校や大学に入る前のブランク期間に旅する人が多いそうですが、次の学校へ入る加算ポイントだそうです)、仕事をしてみたりとか、自由。
よって、年齢と学年が同じにならないケースが多いそうです。
自分で今年なにをしよう、これやろう。とか、保護者側も、子の理解度に応じて
進学が選択できる仕組み。

ちなみに、子どもと世界一周の旅に出る場合、親が届け出をして、学校に戻った時に
相応の学力があればok だそうです。
日本では出席日数縛りがあるので、一般的には難しい。ご家族で世界一周されてる方もいらっしゃいますが、まだ少ないですね。

デンマークでは14歳ぐらいから職場見学や実習が始まります。
将来なりたいものの職場に先生が生徒と何度も話し合った上、職場見学できるよう先生が職場に交渉し、行くそうです。
職場実習で首相の鞄持ちをした子もいたそうです。
20歳で何をしようーと考え始めるよりなんだか健全な感じがします。
ちなみに日本の中学校にいた娘の場合は、市内の職場をいくつか提示され、
選ぶという感じでした。
デザイン系に進みたいと、小学校から言ってましたが、職場体験は近所の
ペットショップでした。ま、それはそれで。

国民学校の後は、高校か職業別専門学校へ進みます。
高校は日本と異なり競争社会でエリートコース。
たとえばお医者さんになりたい人など学力が必要な人が進みます。
ただし、そのような競争社会でドロップアウトする場合もあり心理カウンセラーが学校に
駐在し、ドロップアウトした時は「あなたは本当に医師になりたいの?」といった
投げかけをして、フォローします。
学歴よりも「なりたいもの」ベースに進路がある感じです。

日本は「とりあえず」高校や大学へというのが一般的。
方や義務教育で完結する教育、そして義務教育以降がないと成り立たない教育。

職業の給与の差は、少ないそうです。ちょっと理不尽と
思うかもしれないけれど、「強者が弱者を助ける」という思想が教育によって
教えられているので、そこに対する不満はなさそうです。税金率は25%と高いですが、
国民が納得して払っているそうです。

どんな職業でも資格が必要だそう。農業やってる両親を子が引き継ぐ時も、資格がないとだめだそう。お店の店員さんにも資格が必要です。だから、誇りをもって
その職業になるための勉強を、資格をとるための勉強を数年かけてします。

万が一、その職業になってうまくいかない場合は、無料で新しい資格をとる学校に
通えるそうです。再チャレンジがしやすい環境です。

生活保護や失業保険を給付される場合、チェックが厳しく入ります。
生活保護の場合は街のゴミ拾い活動などに強制参加させられます。
緩くはなく、びしっと失業中もしなければいけません。一人一人へのフォローが
政府によってされるのです。

自殺率もかなり減ったようです。このような仕組みですからね。
日本は横ばいです。3万人ですね、年。

「デンマーク人は一生同じ会社で働こうとは考えません。一生自分で食べれるように、得意技を手に入れて、収入のある仕事場を求めます」会社に属する事以外の選択肢が増えてきたこのごろ、こういう意識は大切かもしれませんね。

私的には、子どもの時期に個体差を認め合うというのが、羨ましいと思いました。

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